私たちのカルチャー
自分の可能性を広げ、周囲の成長を支えるキャリアへ - “Grow myself and others”をキャリア開発で実践する社員たちのストーリー
左から
H.Higa / 営業統括本部 キーアカウント第二営業部 部長
S.Saito / エキスパートセールス&マーケティング エキスパートシニアブランドマネージャー
Y.Mori / クオリティ LOC品質保証スペシャリスト
インタビュー実施日:2026年4月
Haleonが行動指針の一つとして掲げる「Grow myself and others(自分と周りを成長させる)」を中心に据えたキャリア成長の考えかたは、社員の間でも一層明確に根づきつつあります。社員一人ひとりが自らの可能性を広げると同時に、周囲の成長にも貢献するという姿勢は、Haleonが人財戦略として掲げる「Full Potential People(ポテンシャルにあふれた人財)」の実現に向けた重要な基盤となっています。
グローバル企業として多様なバックグラウンドを持つメンバーと協働する中で、主体的な成長をどのように促し、チームとして学び合うカルチャーを築いているのか。今回は、社内異動やキャリアプログラムを経験された三名の方々に、これらの考えがどのように日々の業務やキャリア形成に影響しているのかを聞きました。
H.Higa:現在は営業統括本部で大手ドラッグチェーンとE-Commerce企業様の統括を担当しています。Haleonには営業として入社し、その後、営業企画等を担当するコマーシャルエクセレンス、ブランドマーケティング、E-Commerce、そして韓国での短期の人財交流プログラム(Talent Exchangeプログラム)への参加と、さまざまな領域を経験してきました。
キャリアの転機となった異動は、いずれも自分から手を挙げてきたものです。営業から営業企画へ、営業企画からマーケティングへ、さらにE-Commerce担当へと進んだのも、「異なる視点を身につけ、成長の幅を広げたい」という思いが根底にありました。すぐに実現した異動もあれば、時間をかけて叶ったものもありますが、どれも自分の成長を加速させる大切な経験でした。
短期ではありましたが、韓国でのE-Commerceの業務は、デジタル領域の理解を深める貴重な機会となり、視野が大きく広がりました。帰国後に営業へ戻ったのは、これまでの経験を営業の現場に還元し、組織としての価値を高めたいと考えたからです。現在は、営業担当者のサポートや主要得意先との関係構築を通じて、企業同士のつながりを強化する役割を担っています。
私のキャリアの軸は一貫して“挑戦し続けること”です。これからも、自身の成長と事業の成長の双方に貢献できるよう、新しい領域にも積極的に取り組んでいきたいと考えています。
Y.Mori:現在は品質部門で品質保証を担当しています。品質保証は、製品のライフサイクル全体にわたって品質が守られているかを確認し、生活者に安心と信頼をお届けする役割です。品質保証としてHaleonに入社して7年、非常に奥深い仕事だと感じています。
私のキャリアは製薬企業での研究職からスタートし、その後は医薬品などの学術職を経験してきました。こうしたキャリアを重ねる中でライフステージの変化もあり、「家族との時間を大切にしながら、キャリアも諦めたくない」と自身の働き方や今後のキャリアについて見つめ直す機会がありました。これまでの自分の専門性を活かしながら、より長く価値を発揮できる分野として品質保証にたどり着き、Haleonへの転職を決めました。
実際にHaleonは、子育てや介護等と仕事を両立している社員が多く、ライフステージに合わせた柔軟性を考慮しています。上司やチームとの対話の上で働き方のデザインを設計、業務でのスケジュール等のバランスを調整できる点は、非常にありがたいと感じています。
品質保証の仕事は、製品に問題が起きたときに注目されることも多いのですが、通常のプロセスが適切に行われていることを管理する堅実な仕事が中心です。一つひとつの積み重ねが製品の信頼性を支え、それが生活者の安心につながっていると実感できることに、大きなやりがいを感じています。
今後も専門性をさらに磨き、組織と生活者の双方に価値を提供できる品質保証のプロフェッショナルとして成長していきたいと考えています。
S.Saito:現在はエキスパートセールス&マーケティング部門で、歯科医療従事者向けの疾患啓発や情報提供を行うマーケティングを担当しています。
私のキャリアは一貫して消費財領域のマーケティングにあります。新製品開発からコミュニケーション、プロモーション、製品ポートフォリオ管理まで幅広く経験してきました。Haleon入社後はブランドマーケティングの職にてポリグリップを担当し、「生活者のより良い暮らしにどう貢献できるか」を軸にマーケティングに取り組んできました。
ポリグリップは入れ歯を安定させる製品ですが、実際には4人に1人しか安定剤を使用していないというデータがあります(2025 Haleon調べ)。一方で、ポリグリップ愛用者の方から食事での不安が軽減されたことや、会話をより楽しくできるようになったなどの声をいただくことがあり、機能面だけでなく精神的な安心にもつながるブランドだと強く感じてきました。高齢化が進む社会において、“食べる”ことは人の基本です。その基本を支えられるブランドに携われることが、私の大きなモチベーションでした。
その後、歯科医療従事者向けのマーケティング担当に異動しましたが、生活者だけでなく、歯科医師や歯科衛生士の方々に情報をお伝えすることで、患者様の生活の質向上につなげていくことが、今の私のチャレンジです。
様々な企業で働いてきましたが、「生活者起点でブランド価値を最大化する」という軸は変わりません。これからも専門性を磨きながら、ブランドの可能性を広げ、事業成長と生活者価値の創造の双方に貢献していきたいと考えています。
H.Higa:North Asia Talent Exchangeプログラムは、日本と韓国のエリアで独自に展開しています。日本・韓国の社員が3か月間、それぞれのビジネスを理解するとともに、業務としての短期目標を達成する制度です。韓国は言語も商習慣も扱う製品も日本とは大きく異なる環境であり、自分を成長させる絶好の機会だと感じていました。日本で営業企画やE-Commerceを担当していた経験も活かせると考え、このプログラムが立ち上がった当初から参加したいとリーダーシップチームに伝えており、2024年に実現しました。
韓国ではE-Commerceのパフォーマンスアナリストとして、過去施策の効果分析や今後の施策立案を担当しました。韓国市場はE-Commerceが非常に発達しており、現地で働くことでその仕組みや成功要因を深く理解することができました。また、文化や商習慣の違いに直面しながらも、まずはやってみるという“チャレンジする姿勢”が以前よりも強くなったと実感しています。
これまでの部門異動やExchangeプログラムへの参加は、すべて自分から手を挙げて挑戦してきたものです。成長のためには“快適ゾーン”にとどまらないことを意識しており、その姿勢が新しい環境への積極的な挑戦につながっていると感じています。実際に韓国で働いたことで、ビジネスをより広い視点で捉えられるようになり、視野や知識が大きく広がりました。さらに、自分の課題だと感じていた英語力についても、実践を通じて大きく伸ばすことができました。
今回の経験は、キャリアの中でも特に大きな学びとなりました。未知の環境に飛び込むことで得られる成長の実感と、そこで築いた知見は、今後のキャリアに確実に活きていくと感じています。
Y.Mori:「Develop Me」は、通常業務の枠を越えてさまざまな経験を積むことで、学びや成長を促進するプログラムです。私は品質・サプライチェーン内のプログラムで、製品の販売促進に係る「プロモーションパッケージ開発」に参加しました。参加を決めた理由は、日々の品質保証の業務を通じて「品質を守るためには、他部署の知識や視点を理解することが欠かせない」と強く感じていたからです。品質保証は“製品そのものを生み出す”業務に直接関わることが少ないものの、最終的に守るべき対象はお客様の手に届く“製品そのもの”です。だからこそ、製品がどのように作られているのか理解を深めていく必要があると考えていました。そんなタイミングでこの「Develop Me」というプログラムが始まり、ぜひ挑戦したいと思いました。「プロモーションパッケージ開発」は“ものづくり”に関わる活動で、普段の業務では経験できない領域だったこともあり、純粋に面白そうだと感じたことも大きな理由です。受け入れ部署の皆さんから丁寧なサポートをいただき、問題が起きても安心して最後までチャレンジすることができました。
実際には、店頭で陳列する歯ブラシのディスプレイセットの開発に携わりましたが、理想通りの設計がなかなかできない場面でも、一緒に解決策を考えていただき、多くの学びを得ることができました。また、この企画を通じて、普段関わりの少ないチームや、さまざまな部署の方々と一緒に仕事をする機会が増えました。それぞれの役割や責任の重さを理解できたことで、自分の視野が大きく広がったと感じています。
さらに、部署を越えた経験をしたことで、毎年作成する自分の目標にも変化が生まれました。「自分の目標はこの範囲でいい」と無意識に線を引いていた部分が、実はもっと広げていいのだと気づけたのは大きな収穫です。他部署での業務経験でしたが、最終的に品質保証としての知識や視野を深めることができました。
S.Saito:シニアブランドマネージャーとして入社してからの4年間、入れ歯安定剤「ポリグリップ」を担当し、新製品開発や広告キャンペーン、パッケージ刷新など多くのプロジェクトをリードしてきました。
一方で、入れ歯装着者のうち安定剤を使用しているのは4人に1人にとどまり、「総入れ歯の人だけが使うもの」「部分入れ歯には不要」といった誤解が根強く残っていることに課題を感じていました。広告や店頭だけで価値を伝えることには限界があり、もどかしさを抱いていました。
入れ歯に関する最も信頼できる相談相手は、歯科医師です。当社には歯科医療従事者向けに疾患啓発やブランド情報を提供する専門チームがあり、歯科医師向けマーケティングには大きな可能性があると感じ、異動を決意しました。コンフォートゾーンを抜ける挑戦ではありましたが、ブランドの価値をより深く、確実に届けるための重要なステップだと考えています。
実際に歯科医師へのインタビューや現場の声から、丁寧かつ継続的なコミュニケーションが不可欠だと感じています。部署のメンバーと連携しながら、診療現場でのよりよい疾患啓発に取り組んでいます。
ブランドに向き合う軸は変わりませんが、異動を通じて視野が広がり、これまでとは異なるステークホルダーに対して価値を届ける経験ができていると感じています。今後もこの経験を活かし、ブランドの可能性をさらに広げていきたいと考えています。
H.Higa:入社当初と比べると、会社全体がより“Haleonらしさ”を体現する組織へと着実に進化していることを実感しています。ここ数年で私たちが目指す方向がよりクリアになり、特に「Grow myself and others」の価値観が組織全体に自然と根づいてきたと感じています。一人ひとりが学び、成長し、周囲に良い影響を与えていく姿勢が社内に広がっていることを、とても心強く感じています。自分の成長には自分で責任を持つ — これは最近、会社としても強く打ち出されているメッセージです。会社は成長をサポートする環境を用意してくれるけれど、最終的に成長するかどうかは自分次第。成長する意思がある人には機会が開かれ、そうでなければ取り残されてしまう。厳しいようですが、非常に健全な考え方だと思っています。そして重要なのは「Grow myself」で終わらず、「and others」まで含まれていることです。自分だけが成長すればよいのではなく、周りのレベルも一緒に引き上げ、組織全体として強くなっていくことが求められています。実際、チームの中でもその意識が浸透していて、勉強会をメンバーが交代で企画したり、知識や経験を積極的に共有したりする文化が自然と根づいてきました。勉強会の内容も、製品カテゴリーの基礎から小売業界の仕組みまで幅広く、準備する側も聞く側も学びがある場になっています。特に準備するメンバーにとっては、教えるために調べ、整理し、言語化することで、より深い理解につながるというメリットがあります。まさに「Grow myself and others」を体現している取り組みだと感じています。
こうした環境の中で、自分自身も「どう成長したいのか」「どんな力を伸ばしたいのか」を明確にし、その実現に向けて主体的に動くことを大切にしています。自分の成長に責任を持ちつつ、周囲の成長にも貢献する— その両方が求められる環境は大変な面もありますが、同時に大きなやりがいにもつながっています。
Y.Mori:私が大切にしているのは、「自分自身の成長を止めない」ことです。専門知識のアップデートは品質部門担当として当然取り組むべき領域ですが、それだけでは“当たり前”の範囲に留まってしまいます。だからこそ、「Develop Me」のような新しい挑戦の機会があれば積極的に手を挙げ、自分の可能性を広げることを意識しています。
また、最近特に実感しているのは「others(周囲への影響)」の大切さです。自分の成長だけでなく、チーム全体の成長をどう後押しできるかを考えることが、結果的に組織の力を底上げすることにつながります。自分では“ただ挑戦しているだけ”と思っていたことでも、周りから「その姿勢に刺激を受けた」と言ってもらえることがあり、行動そのものがチームに良い影響を与えるのだと気づきました。
さらに、関連部署全体でのチームとしてのコラボレーションも大きな学びになっています。昨今では互いの業務理解が深まり、関係性もより強くなりました。表面的な仲の良さではなく、業務を通じた信頼関係が築けていることを実感しています。
こうした日々の関わりや挑戦を通じて、自分の成長だけでなく、チームや周囲の成長にも貢献できる人でありたいと感じています。
S.Saito: 「Consumer first, always(常にコンシューマーファースト)」 を軸に、グローバル全体での方向性に基づきながら、日本の生活者や歯科医療従事者にどのように伝えるのかを丁寧に議論し、必要なローカライズを行うことが欠かせません。日本特有のビジネスカルチャーや感覚は、時にグローバルメンバーには理解しづらいこともあります。そのため、時には意見がすれ違ったり、対立したりすることもありますが、互いを尊重しながら根気強く対話を続けることで、より良い落としどころを見つけていくことができます。
特にポリグリップのように、高齢社会が進む日本でのコミュニケーションはグローバル全体、他国にとっても重要な示唆につながることが少なくありません。だからこそ、グローバルと協働しながら、ローカル主導とグローバル主導が混ざり合う独特のプロセスがあり、難しさと同時に大きなやりがいがあります。
多国籍・多文化のメンバーと対話を重ねて理解し合い、最終的に良い成果が出たときには心から称え合える文化があります。そうした瞬間に立ち会えることは、子どもの頃からグローバルな環境で働くことを夢見ていた自分にとって、大きな喜びと達成感につながっています。
Haleonでは、グローバルの大きな戦略と、日本ならではの文化や強みが共存しています。その中で、Consumer firstを軸に、ローカルとグローバルの視点を行き来しながらキャリアを築いていけることは、この会社ならではの魅力だと感じています。